アニメとかの感想書留

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第12話 うさぎ涙! 誕生日にガラスの靴を

脚本

隅沢克之

作画

安藤正浩

演出

遠藤勇二

美術

橋本和

 

 

 

あらすじ&感想

いつもの実験室。カオリナイトは、今回のターゲットはかつてないほどのピュアな心の持ち主だと言います。そんなカオリナイトに、教授は特別なダイモーンを授けるのでした。やっぱり、ダイモーンに個体差はあるみたいですね。

場面は変わって、うさぎは今日は誕生日。特別な日に好きな人から特別なプレゼントをしてもらいたいうさぎは衛に話しかけますが、衛はうさぎの誕生日を思い出しません。うさぎは起こって衛をビンタ!立ち去ります。この衛をはたいたときのエフェクト、何度も使いまわしされます

そんなうさぎを慰めるのはみちるとはるか。はるかに軽くからかわれたこともあり、うさぎは照れて(?)逃げ出してしまいました。

うさぎは衛をはたいたことを反省します。そんな浮かない気持ちの中、みんなからお祝いのパーティーをされても、心から喜べません。うさぎはみんなの説得を受けて、衛に謝りに行くのでした。

衛もプレゼントのガラスの靴を持って、うさぎに会いに行きます。これで一件落着…ともいかず、ここでガラスの靴に異変が起きます。ダイモーンに変化したのです。(前半パート)

 

うさぎは変身しようとするものの、セニシエンタに妨害されてしまいました。抵抗の手段を失ったうさぎは、セニシエンタにピュアな心を取り出されます。

うさぎのピュアな心はこれまでのものと段違いの輝きを放っていました。ウラヌスたちもそれを見ていましたが、特に親しいうさぎが被害者なだけに、ピュアな心を奪うのを躊躇してしまいました。

絶体絶命の中、タキシード仮面が助けに入って、ひとまず急を凌ぎました。

 

自らが買って来たガラスの靴のせいでうさぎが狙われることになったタキシード仮面は、責任を感じながらうさぎを逃がそうと苦戦します。

また、ウラヌスたちもうさぎを助けるのか助けないのか、戸惑いを感じます。

 

うさぎは逃げ手を阻まれ、変身ブローチを壊されそうになります。タキシード仮面はそんな

うさぎをかばって、ガラスの中に閉じ込められてしまうのでした。

 

 

感想

14話と二つセットで一つ。

うさぎが狙われること、そしてカオリナイトとの決戦があることを踏まえると、ものすごく重要な回のように思われるけど、意外と進展も少ない話。

まだ完結していないので感想を書くまでの材料に乏しいのですが…ちょこっと気になったところを書いてみようかな。

 

うさぎ

うさぎが狙われる回なんですけど、うさぎの純粋さについて説明されていない回です。折角なんだからもうちっと何かあってもよかったんじゃあないかも…

まあしかし、うさぎっていうキャラクター自体、純粋って言われてしまえば物語的な説明がなくても「確かに純粋だな~」って無意識に思ってしまうキャラクターではあるんですよね。今回の衛との恋愛絡みの話でも、勝手にガラスの靴に夢を見るのも、一方的な思い込みから衛をビンタするのも、悪いと思ったらすぐに走って謝りに行くのも、純粋と言ったら純粋です。だけどこの純粋さ、私のような歪曲しきった根性の者から見ると「ただ馬鹿なだけなんじゃ…」とも思ってしまったり。

ネタバレになりますけど、最終的には「ピュアなハートが世界を救う」っていう話なんですから、うさぎがそのピュアなハートで何かを成し遂げるような描かれ方をされていてもよかったんじゃないかな、と思ったり思わなかったり。

 

内部セーラー戦士4人衆

うさぎの誕生日何て全然覚えていないようなことを言っておきながら、こっそり誕生パーティーを用意してくれるお茶目っぷり。企んだのはレイちゃん、それに美奈子が乗っかった感じでしょうかね。

 

天王はるか・海王みちる

うさぎはこれまでの被害者とは一味違うわけで…彼女たちの狭い交流関係の中でうさぎは、トップレベルで親しい部類に入るんでしょうね。

毎回、ピュアな心を奪う際には罪悪感を感じている描写はあります。死者が出るのは仕方ないと言っている彼女たちが、うさぎを助けるか助けないかで葛藤するのは矛盾しているようにも思えますが、彼女たちが心の奥底では割り切れていないことの表れなのかもしれません。

 

タキシード仮面

最近、活躍する機会が少ないと思ったら、今日はバッチリ活躍していました。不意を突かれたとはいえ、セニシエンタに一撃をくらわしたのは流石です。

 

おまけの解説

今回セーラームーンが変身ブローチを奪われました。そのせいでカオリナイトセーラームーンの正体に気付くわけですが、事実上の死亡フラグというやつです。え?主役のセーラームーンが死ぬわけないって?そりゃそうだよ、死ぬのはカオリナイトなんだから。

セーラームーンというアニメのちょっと特徴的なところは、敵が本気で殺しにかかってきているところです。それの敵のセリフからも伺え、バトルアニメ界隈は「倒す」とか「消えろ」とかいう言葉で誤魔化すことの多いのですが、セーラームーンの場合は、敵が「死ね!」と平気で言っちゃったりしてきます。実際死んじゃうこともありますしね。

“敵と戦う”という状況を、ある意味ではリアルに描いたセーラームーンという作品では、セーラー戦士たちが正体を隠すというのが、無防備な状態を敵に襲われないための、戦略として機能しているわけです。

さてそこで、敵がセーラームーンの正体を知っちゃったら、うさぎはもう、普通の女の子として生きて行くことができないことが分かりますね。だって、寝ている間も、学校で勉強している時間も、いつ的に襲われるのか分かりませんから。

しかし、そんな状態になったら、女の子のうさぎが変身して敵と戦う、というセーラームーンの世界観を壊しかねません。アニメ存続の危機です。そんなクライシスを回避するためには…、そう、都合の悪い事実を知ってもらった敵さんには口封じさせてもらうしかありませんね。

14話でカオリナイトが生き残ることができるのかできないのか、それも見どころなのかもしれません。