アニメとかの感想書留

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アプモン20話感想

 さよならアストラ!? ドリーモンの悪夢!

 

 アストラのメイン回。父親から「京都の寺に修行に行かないか」と提案されるシーンから物語はスタートします。

 父親が過労で倒れてしまったこともあり、アストラは自分の将来について真剣に考えました。自分が家を継がないと、歴史のある茶道の家元が潰れてしまう。それは阻止したいと考えるものの、アプチューバ―を止めたくもありません。

 そこにドリーモンが表れて…

 

 というお話

 

 ちょっと順番を飛ばして結論を出してしまったかな、と思いました。アストラは世界を救うために今京都の寺に修行しに行くわけにもいかないにも関わらず、その事情を完全に忘れて個人的な将来について考え始めてしまっていました。「将来について悩む」お話であるはずなのに、結論ありきで進んでしまっていた感じが否めません。

 どうしても「今」アストラの将来について決定する必要があったのか?という疑問も残りました。例えば…「中学生に上がると同時に」くらいの時期で修行に行くのであれば、リヴァイアサンの事件が解決していそうなので、アストラに選択肢が生まれると思います。「今」アストラが将来について考えることへのきっかけは、父親が過労で倒れることで与えられているので、十分だと思います。また、京都の寺という遠方に赴くのであれば、それなりの準備期間も必要なこと。そういった事情も考えてこれくらいの時期の方が自然なのでは?と思いました。

 最終的に、アストラは、ドリーモンに見せられた悪夢の中で「飛鳥流アプチューブ茶道を確立する!!」という結論に達しました。「両方を取る」という選択をした理由が特に説明されないのはちょっと残念な気もしますが、悪夢の中での土壇場の根性には説得力がありました。もしかしたら、「両方を取る」という選択をしたことよりも、「両方を取るためにアストラがこれから何をするのか」というところが重要になるかもしれないですね。

 本日の感想をまとめると、「アストラの将来の話」として見ると微妙な話でしたが、「ミュージモンのパワーアップ回」として見るといい話だったと思います。言うのは二度目になりますが、アストラの根性には説得力があったと思いますし、パワーアップ回にキャラクターの将来設計を持って来たのも好印象でした。