アプモン29話感想
なんか文章書くのがダルイいな~と思いつつ徒然に日々を過ごしていると、大分アプモンが先に進んでしまいました。
毎週観てはいたんですけどね。
なんか一度予定が狂ってしまうとこういうの中々面倒臭いんですよね。感想をコンプリートしたいって思いもあるのでいつか空いた分を書きたいなと思っているんですけど…
まあそれは私事なのでさておいて…
今週のアプモンは『バディ解消!? ガッチモンの家出』という題。サブタイトルの通り、ガッチモンが家出するのがストーリーの要です。ハルが新人アプモンのオフモンをちやほやするので、嫉妬したガッチモンが家出するお話です。ガッチモンは家出先で偶々幼稚園児の男の子と知り合うんですけど、その子もまた家出をしていたらしく、でも迷子になってしまっていて、ガッチモンはその子の世話を焼きます。「両親が弟ばかり構って自分を放置している」と言う家出っ子に「弟が小さいから手がかかっているだけだ」って言い聞かせているうちに、シャイなオフモンをかわいがるハルの心情を客観視することができて、つまらないことで意地を張っていたと反省、そしてハルもまた反省して、お互いに「ごめんなさい」と言えてハッピーエンドという感じです。
展開自体を追っていくと、あんまりこういう言い方は好きじゃないんですけど、よくある話だと思います。
しかし、この話の型がこのアニメのノリや登場人物のキャラクター性とガッチリ噛合っていて、本当に良い意味で王道展開をなぞった話になっていると思いました。ガッチモンだけに
なんか、キャラクターが自分の意思で動いているって感じがするんですよね。
中でも一番輝いていたのは、やはり今回の主人公ガッチモンでしょうか。オフモンのことを気に入らないと思いつつも、本棚から崩れ落ちた本の雪崩を身を挺して守ってあげたり、あと、「人に見つかってはいけない」って言っておきながら放っておけなくて園児の面倒を自分から見てしまうところとか観てて、「ああ、そういえばガッチモンって兄貴分な性格だったな~」と再確認しました。基本、そんな風に面倒見が良いのに、勢いでヘマをやらかしてしまうところとかも、かなりガッチモンらしかったです。具体的には、ガッチモンのガッチモナカを間違えて食べてしまったオフモンが「ガッチモナカ、食べちゃってごめんなさい」と言って恐る恐るガッチモナカを返すのですが、「食べかけ何ているかー!!」と言ってガッチモナカをはたき飛ばすシーンなんかがそうでしたね。ポーンと遠くに飛んでいくガッチモナカを、目を点にして追っているシーン表情がかわいかったです。あと、ハルが犬に襲われていると勘違いして飛び出してしまうシーンも、ガッチモンらしくおっちょこちょいでかわいいと思いました。
そうそう、かわいいと言えば…新キャラのオフモンもかわいいですね。一応説明しておくと、ハルの親友の勇仁のバディアプモン。オフラインゲームのアプモンなので、交流することが苦手(というか慣れてない?)らしい。通信切断の能力を持つらしい。アプモンの世界じゃ最強クラスの能力なんじゃ…
この話では最初と最後しか出てこないんですけど…凄まじいインパクトでしたね。ガッチモンが家出をする原因としてシナリオの中でちゃんと動いているっていうのが一番大きいんでしょうけど。しかし、それとは別にキャラクターとしてもかわいさも既に確立されたものになっていたと思います。まあ見た目は勿論なんですけど、シャイで引っ込み思案なんだけど優しく接してあげれば案外すぐに心を許してくれるところとか、不器用でどんくさいところとか、ミュージモンとドカモンが「庇護欲をそそる」(←意訳)って言ってたのも分かりますね。
レギュラーキャラなんですけど、レギュラーから外れそうな立ち位置が惜しくもあり美味しくもあるキャラクターだと思いました。