アニメとかの感想書留

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アプモン感想30話

デジモンユニバース アプリモンスターズ 第30話

「ドカモンの恋!? グルメアプリ・マリペロ襲来!」の感想です

 

 

エリのメイン回。前回がガッチモンのメイン回で、今回がエリのバディアプモンのドカモンのメイン回。このアニメ、というかこの手のアニメ全般で、あんまりモンスターがメインになる話ってそういえばあまり見かけないかもな~、なんて思っていたら連続してアプモンの方が主役になっていました。次回はミュージモンが主役。ではないらしい。オフモンは相変わらず話の中心になるみたいな感じはするんですけど。ちょっと謎な構成だ!!

 

まあそれはさておいて、今回はマリリンペロリモンというデb…ではなくぽっちゃりキュート系なアプモンが、エリに弟子入りを頼むところからお話がスタート。グルメモンとは違って、大盛のグルメレポートを紹介するためのアプリのアプモンらしいです。

バンで唐突に、エリは「ペロリモンに食レポを教わったりしながら」アイドル活動を頑張っているって説明されるんですけど、ペロリモンが初登場した6話以降そのような描写はありませんでした。ペロリモン自体は7コードアプモンってこともあり何度か出てきているんですけどね。まあ唐突に「そういうこと」とされる説明は突っ込みたくなるんですけど、「エリが食レポで大活躍をする」ことが重要なことではないので、別にいいです。むしろ、こういう何でもない話の中でも過去のアプモンたちが使い捨てにならずに活躍するのは嬉しいですね。

で、弟子入りを頼まれたエリは忙しいから今は無理と断ってしまいます。でもマリリンペロリモンも忙しいと言って引きません。「いや、別にお前は忙しくも何ともねーだろ!!」って視聴者の誰もが思ったと思います。アプモンって生き物自体が時間に縛られるようなルールの中で生活しているわけじゃないですからね。でも、この台詞、意外と重要な伏線でした。

で、ドカモンが自ら、エリのために食レポの指導をすることを提案します。ドカモンの言い分は「エリちゃんの食レポを毎日欠かさず見ているからエリの代わりが務まる」そうですけど、いや、その理屈はおかしい。でもOKしちゃったマリリンペロリモン。それで本当にいいのか?って感じです。

そしてマリリンペロリモンとドカモンは食レポに出かけるのですが…最初に行ったハンバーガー屋さんでマリリンペロリモンは「お水飲み放題サービスよりもピクルス食べ放題の方が良かった」「完食するのに9秒かかった」とか自分のアプリに書き込み、ブーイングマークが押されまくります。同じような調子で色々な店を巡りますが、どの食レポも不評です。いやぁ、そうでしょうね。だって、分かりやすく需要がありませんから。9秒で食えたとか、お前以外無理だし興味ねーから!!

どうして人気が集まらないのか悩むマリリンペロリモンに対し、「エリちゃんの食レポと何かが違う」と言うドカモンですけど、具体的に何が違うのか指摘することができません。「エリちゃんに指導してもらいたかった」とマリリンペロリモンは言いますけど、なんか普通にムカつきます。最初から断れ!!

で、色々あってマリリンペロリモンを慰めるためにジュースを奢っていると、マリリンペロリモンが「普通サイズなのに美味しい」と言います。そして何かに気付くドカモン。「美味しく思えるのは自分(ドカモン)の気持ちが詰まっているから」「今までメガ盛りのご飯にも、作り手の気持ちが詰まっているはず」だそうです。まあでもちょっと変な理屈はあるんですよね。だって、その理屈では、今まで食べたメガ盛りの食事には気持ちが籠っていなかったから特別には美味しく感じなかった、って考えることもできますから。

ドカモンのアドバイスを受けてマリリンペロリモンはレビューを改めます。するとたちまちイイネ印がたくさんつきます。喜ぶマリリンペロリモン。そしてマリリンペロリモンにドキリとするドカモン。

マリリンペロリモンは一日の締めに、最初にレビューをした定食屋に行きます。しかしここで、お店に食材が届かないというトラブルに見舞われます(普通、夕方にその日の食材は届かないと思いますけど)。テレビで交通機関が大混乱していることを知り、アプモンの仕業だと思ったドカモンはマリリンペロリモンのためにもアプモンの暴走を止めるためにダッシュしました。

そしてハルと勇仁と合流し、パニックの根源のアプモン、レースモンを追跡します。今回のオフモンの出番はこのバトルで一瞬登場しただけでしたが…

 

オフモン「え~、遠すぎるオフモン」

勇仁  「頼むよオフモン、お前なら何とかできるって」

オフモン「頑張ってみるでオフ」

 

という駆け引き再び(初登場の27話以降)。いやぁ、このキャラはスゴいです。3話前に現われたばかりなのに完成されています。あ、ほんきをだすオフモンの「断ち切るリンク」で行動を制限されたレースモンは、ドカモンにKOされました。

そういえば、どうでもいいことなんですけど、なんかこれまでハルは当たり前のようにエリやアストラと行動していて、「そういうものだ」と納得するようにしたもののやっぱり違和感はあったんですよね。そして今回は当然のように勇仁と現れたハルですが…新参者なのに違和感はありませんでした。違和感は、一緒に行動する必然性っていうよりも、キャラクター同士の仲にあったことに気付きました。30話に初めて気付いたんですけど(ここまで気付かないってホントバカ)、このアニメってモンスターと人間の友情はたまに頑張るけど、人間同士の交流にメインを絞ったエピソードは殆ど全くない!!なので、3話前まではたま~に登場するサブキャラだった勇仁にエリとアストラは負けてしまうんですね。納得納得。

マリリンペロリモンは無事、ご望みの定食屋さんでメガ盛りのかつ丼を平らげました。しかしここで衝撃な事実が明かされます。今日マリリンペロリモンがこの定食屋さんに来たかったのは、本日でマリリンペロリモンのアプリがサービス終了してしまうから、という理由があってのこと。つまり、マリリンペロリモンは死んでしまうということ。だから、時間が無いって言ってたんですね。生き残るための最後のあがきでエリに弟子入りを志願したっていうわけじゃなくて、最初にお世話になった定食屋さんの商売を繁盛させたいってところに動機があったということを知り、私はマリリンペロリモンに対するヘイトが緩和された気がします。まあ、そういうキャラだって意図してこの展開にしたわけでもないと思いますけど。

しかし、ベンチャー企業がアプリを買い取ったお蔭で、マリリンペロリモンは命を長らえます。よかったね。ということで今回は終わります。

面白かったです。アプモンを観ているな、って感じる日常回でした。以上。