アニメとかの感想書留

ブログ名の通りです。映画に焦点を絞りたいな、と思っております。カテゴリーの一覧はこちら→http://animekanso.hatenablog.com/entry/2016/04/07/124605

(セラクリ3期)第2話 無限1・後編

 

 

まずは前回のおさらい。超絶理論によって、「先祖返り」と呼ばれる人間が化物になる現象は無限学園で起きているのではないか、という結論に達したセーラームーンご一行。

ラストは「行こう、無限学園へ!」という台詞で締められましたが、今回は月野家の和やかな日常風景からスタート。衛同伴で友達と遊園地に行くことをワクワクしているちびうさをうさぎが羨ましがります。

 

前回とは違う手法で視聴者を困惑させる開幕となっていましたが、安心してください。決して前回の話が無かったことになったわけじゃないですよ。OPを挟んで次のシーン、うさぎと衛が電話で会話をするんですけど、そこで「衛がちびうさを遊園地に連れて行く一方で」「うさぎたちは無限学園の調査をする」という明日の予定が明かされます。さらにはちびうさの向かう遊園地が無限学園と隣接しているという事実も。

 

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いや、ちょっと待てよ。自分は遊園地という安全圏に引きこもって、「人間が化物になる」「怪しい」土地にセーラームーンたちを向かわせる衛さんって。そもそも、そんな危険な土地にみらいの自分たちの子供を遊びに行かせるって。

まあ、一応このシーンは、衛が「何かあったら通信機でいつでも連絡しろよ」と言っているので、一通りのことに説明はつきます。まあ、説明がつくのは、衛がうさぎたちを守れるほどの実力があってのことなんですけどね。一度たりとも「格好良い!」と思わせるような活躍を見せたことが無いセラクリの衛がこの台詞を吐いても、「何かあったら助けてください」ってうさぎにSOSを送っているように見えるけどね。

 

で、場面は変わって、ゲームセンターの地下室の秘密基地でルナたちは未来装置を使って無限学園について調べています。無限学園は、天王府、海王府、冥王府と呼ばれる三つの埋め立て地に囲まれていることが明かされます。

 

調べてくれた情報ってなんかの役に立つとは思えないとか、そもそも、巨大地下室まるまる一つ占領するくらいのハイテクコンピュータなんて使わなくてもネットで検索かければ三秒で出てくるようなチンケな情報だとか、そういう突込みはしませんよ。

 

で、またまた場面が変わって、今度はデス・バスターズの本拠地の様子。前回は「二分間大ボスが矢継ぎ早に設定を喋りまくる」という使われ方がされた舞台ですけど、今回は「一分半の間にカオリナイトが設定を喋りまくる」内容となっていました。

セーラー戦士たちが自分たちの計画に邪魔な存在だということを部下のウィッチーズ5に教えたカオリナイトは、彼女たちにセーラー戦士たちを排除しろと命じます。そして、首を討ちとったものには、「命の源」である「タイオローンクリスタル」の恩恵を授かれる「マグス」の称号を授けると、「マグス」の称号を持つカオリナイトは約束しました。

 

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脈絡のない専門用語の乱立は、作品ののデフォに視聴者の目が行かないようにするための巧妙な囮です。「副社長が部下を副社長に任命(←譲渡じゃなくて“任命”だからね。ココ重要)する」くらいデタラメなことをナチュナルに言ってのけるカオリナイトさんまじリスペクト。

 

もうここまでで悪い意味でお腹いっぱいな内容になっているんですけど、まだまだCM含めてまだ7分しか経過していないですからね。末恐ろしいぜ!

 

ってなわけで気を引き締めて続きを鑑賞していくと、またまた場面は変わって、いつものうさぎたち5人は無限学園の正面までやってきました。亜美ちゃんは「空間がおかしい」、レイちゃんは「嫌な予感がする」、まこちゃんは「風がざわついてる」などと、それぞれ前世から引き継いだ力で無限学園を分析しているのですが、愛と美の星を守護に持つ美奈子はどんな力を発揮するのだろうと期待が高まる中、「また、誰かの視線」という焦点をずらされた台詞により誤魔化されてしまいます。愛と美の力なんて無かった。愛は幻。

まあ、突込みを入れましたけど、このシーン自体は、「キャラの個性を積極的に描こう!」って意思を感じられる数少ない良心的なシーンの一つです。

 

またまた場面は変わって、ちびうさと衛の遊園地シーンに。

見どころはね、セーラームーンcrystal第二期に登場した後輩クンがゲストてきなノリで登場するところかな。

「ちびうさが一人で無限学園に乗り込む」ための状況を用意するために作られたシーンってことだけ把握してればいいのかな。

それにしてもさあ、ジェットコースターに乗っているとき風に飛ばされた帽子を拾っいにちびうさが園外に飛び出す、なんて冗談みたいな下りよく真顔でやれるよな。

ジェットコースターの下りはまあいいとして、ちびうさが友達をそっちのけで帽子を拾いに行く理由がはっきりしないし。うさぎのママから買って貰った帽子だから拾いに行った、って後々ちびうさが独り言で説明してくれるんですけど、それなら最初の月野家のシーンで、りつこママからおニューの帽子を買って貰って子供らしくはしゃいで喜ぶちびうさの描写とか挟んでもらいたかったな。

 

ってな感じで、衛とちびうさは離れ離れになって、衛は子供たちを後輩クンに任せてちびうさを追いかけることに。

 

今度はうさぎたちの潜入調査の続きの様子が移されます。唯一変装ができるセーラームーンが無限学園の内部まで潜入調査するんですけど、学園内をあるいているうちにバイオリンの音が聞こえて、その音を辿って行くと満と出逢いました。

って書くとそれなりに筋は通っているような気がするんですけどね、うさぎが無限学園のどこら辺を歩いているのか、っていうところが全体的にボヤボヤっとしていて分かりにくい上に、みちるのバイオリンの音色を亜美達四人+衛+ちびうさが聞きつける、という描写があるせいで、キャラクターたちの位置関係というものが混沌とした印象を受けます。

さらに、みちるはうさぎに「こわいもの知らずなのね、こんなところに来るなんて」「危険だわ」「いつか身を亡ぼすわよ」と一方的に語り掛けたり、どこからともなく現れたはるかが亜美達四人に「あまり首を突っ込まない方がいい」「今日は無事に帰してやるけど、俺は容赦はしない」と一方的に忠告したりと、新登場人物は発言が軒並み電波、まさに世界はカオス一色。

 

そしてここで残念なお知らせ。まだ半分。

 

そしてCM挟んでちびうさ視点に移り変わるよ。無限学園内を歩いていたちびうさは、発作を起こしている少女とエンカウント。心配していると、そこに丁度良くうさぎが通りかかります。

「この子、大丈夫かな?」

と少女(ほたる)のことを心配して、ちびうさはうさぎに助けを求めるようにして話しかけますが、うさぎは心の中で

『この子、無限学園の制服』

と率直な感想を述べただけで、少女の発作については一切言及しません

 

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そこに現われたのは先祖がえりをした謎の怪物。今回は憑りつく器(そこら辺にいる野良猫)が違うから、強力らしいです。

戦闘中、謎の少女が巻き添えを喰らったり、それをちびうさが身を挺して助けたりと、アクシデントもありますがセーラームーンの新必殺技で撃退。そして戦闘終了後、謎の二人のセーラー戦士がひっそりと姿を見せつけるようにして立ち去りました。

 

新必殺技の見せ場も、追加戦士の使い方も、なんもわかってねーな!

 

謎の少女は謎の力でちびうさを治療して、万事解決めでたしめでたし。

 

 

えっとね、前回の感想の最後に「下校途中で化け物を倒した」以上でも以下でもない話、ってまとめましたけど、今回は「無限学園で化け物を倒した」以上でも以下でもない話。

二話でここまで文句を言わせる作品も珍しいな。まあ、厳密に言うと、前回と今回は前編後編という括りになっているので一話とカウントするのが正しいようですけど、言われなければ気にならない程度のことなので大した意味も無いんでしょう。

なーんかね、悪い意味でダイジェスト版を見させられているきがしたんですよ、先週の内容は。今度の敵は「人間の身体を化け物にさせる」っていう恐ろしく卑劣なことをするのに、周りの人たちは「へ~、先祖返りね」程度の淡泊な反応しか示さないし、うさぎなんて「(衛といちゃいちゃする)平和な日常を乱す」「私に課せられた試練」としてしか認識してないし。挙句の果てに、目の前で人間が化物になった現場の第一人者のはずのうさぎたち5人の戦士はこれまで「敵を殺すために」使って来た特高型の必殺技をためらいなく打ちまくるし。必要なキャラクターの描写をとことん省いて淡々と設定が羅列しまくられているせいで、感情移入しようにも主軸となる視点を持つキャラクターがいない、という物語的に致命的な状況が生み出されてしまっています。

まあ、結論を言っちゃうと、今週も魂の宿ってない操り人形どもがモザイク状に動きまくる構図は健在です。

まあ、先週はね、第一週ってこともあって、先はまだまだ見えないから多少の事には目をつぶってもいいな、って思ってたんですよね。主人公の目線から少しずつ謎が明かされて行くってスタイルじゃなくて、序盤に設定を散りばめまくって後々の展開でそれらが少しずつ結びついていくってスタイルを取るのかな、なんて思ってたんですよね。しかし、今週のあるワンシーンのお陰でそれが幻想だということに気付かされました。以下、そのワンシーンの台詞↓

 

カオリナイト「失敗作が世に出たようね。ダイモーンを開放するとは」

 

ここで先週の内容のおさらい

 

「空からダイモーンの卵が降ってくる」→「それに直撃した人間がダイモーンになった」→「ダイモーンにされた被害者が無限学園の生徒だった」→「朝のテレビ番組でダイモーンになってた人も無限学園だった」→ルナ「無限学園が怪しい!」

 

一方、先週の私の感想はこちら↓

 

えっと(四回目)、どこから突っ込んでいいのかわかんないですけど。まず、「先祖返りした二人の人間が無限学園の生徒だから無限学園が怪しい」って推理、無理ありすぎない?まず、ダイモーンの卵が空から降って来たのをうさぎたちは目の前で見ているわけだから、卵が直撃した二人の人間が偶然無限学園の生徒だった、って思考が流れるのが普通だと思うんだけど。まあ、百歩譲って、「無限学園が怪しい」っていう推理が未来装置を使って算出した信頼性のある情報だとしても、既に衛の知ってる人で「貴方、前世は王子様ね」とか言っちゃう滅茶苦茶怪しい無限学園の生徒がいるんですけど、そこに懐疑の念が向かないのはどうして?

 

ダイモーンになったたった二人の人間が無限学園の生徒だった、っていう理由で無限学園が怪しいなんて推理に飛躍するのはいくら何でも変じゃないか。しかも二人目の被害者何て、うさぎたちの目の前でダイモーンに変身することで「偶然化け物になっちゃいました」ってことが証明されたようなもの。それだけに、ルナの推理にゴリ押し感が前面に出た内容になってました。

まあ、でも、一応ファンタジーなんだし、ハイテク未来装置を使って導き出した結論の背景には、まだ描写がないだけで必然的な事実がいくつか隠れているんじゃないのか、って大目に見ることができたんですね。先週、無限学園の生徒にダイモーンの卵が直撃したのも、偶然にように見えて必然的な理由が隠れているのかも、それを秘密基地のコンピュータが感知したのかも、っていうことで一応は説明がつかないこともないです。

しかし、先週ダイモーンになったことが完全な偶然だったことが、カオリナイト自らの口から公式に明かされました。つまり、何も考えてなかったと。

 

ムカッ(^_^💢)

 

テーマナシ、キャラクター描写ナシ、整合性ナシ!

 

まあ、最初の“テーマ”って言葉はリズムを整えるために入れただけで、現段階ではどうなるか分からないんですけどね。けど、割と本気で、いつかこの三拍子が揃ってしまいそうな予感。

セーラームーンSも問題作でしたけど、全然かわいく思えるレベル。

ちなみに、旧作のセーラームーンSのみちるをはるかを「百合百合するしか能がない」キャラだと思っていますけど、セラクリのはるかとみちるは百合ですらないよ。そこらの男女カップリングです。数少ない見どころを畳みかけるように自ら潰していくスタイル。

 

まあ、目立つからって問題点ばかり指摘するのも良くないと思うので、良いところもいくつか挙げて行きます。

 

例えば、そうだなあ、そうそう、ムーンスパイラルハートアタックのバンクが比較的格好良く完成されてた!!

旧作のセーラームーンって、特に主役のムーンの必殺技なんて、わざとダサめに演出されているようなところがあるので、今の人形体形のセーラームーンで焼き直ししても、演出と画風が喧嘩するんじゃないか、って心配があったんですね。「月に代っておしおきよ!」がなんかスベってるなぁって印象もあって。

だけど上手く調和されるようにアレンジされていたので、良い意味で予想外でしたよ。よかったよかった。