アニメとかの感想書留

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アプモン16話感想

 アプリドライブから聞える謎の声の正体は、ハルの祖父のものだった!母親から祖父の話を聞いていたところ…タブレットに表示された祖父の写真に、謎の「come here」のメッセージが浮かび上がる!!アプリドライブの秘密を探るため、エンジニアの祖父の研究室を訪れるが、そこで待ち受けていたのは意外な真実だった

 

 というようなお話。

 

「ハアアァァァアアアアアルウウウゥゥゥウウゥゥ!!」

 と、アプリドライブから聞える奇声にはかなり狂気的なものが感じられたので、ハルの祖父の声だったのはスゴく意外でした。正直な話、人間キャラの声じゃないと思っていました。本編でも「変わり者」という風に描かれていましたが。

 祖父がエンジニアだったという展開から大体察しはつくと思いますけど、リヴァイアサンおよびアプリドライブを作ったのは彼です。

 リヴァイアサンは元々、『ミネルヴァ』と呼ばれ、人間に害は無い人工知能だったのですが、その一部が知識を貪欲に求めるようになって暴走してしまいました。その暴走した欠片がリヴァイアサンです。リヴァイアサンは本体であったはずのミネルヴァを攻撃して、ネットの海の底に身を隠してしまいました。一方、辛うじて生きているミネルヴァは、リヴァイアサンに見つからないように気をつけつつ、ハルたちにアプリドライブを託したそうです。

 ここで私が今回気になったのは…いつの間にか善人になっているミネルヴァっていう人工知能かな。このミネルヴァっていう人工知能、「元々は、人間の作ったルールの中で生きる存在なので害は無かった」っていう設定なのですが、「ハルたちにアプリドライブを託した」という事実と微妙に噛合わないんですよね。確かに人間に害をもたらすものではありませんが、人間の利益になるような存在として作られた、というものでもないはず。確かに、奇襲を仕掛けて来た分身のリヴァイアサンには一撃喰らわしてやりたい気持ちはあるかもしれないですけど、それ以外にハルたち人間サイドに肩入れする理由が無いんですよね。

 ミネルヴァ自身に感情があったり、ハルの祖父が何らかの仕掛けをしていたという話なら一応の説明はつくかもしれないですけど…そこら辺が今後どのように描かれて行くかが注目ですね。

 また、今回は、「リヴァイアサンを倒すためにはミネルヴァの協力が必要(7コードアプモンはそのために必要なもの)」「極み合体を極める必要がある」と、問題解決をするための二つの鍵が用意されました。

 前回、エリとアストラが超アプモンチップを唐突に手に入れたのは、今回の話を区切りとして話を大きく動かすための準備だったんですね。

 

 と思った私がアホでした。

 

 なんか次回はまたいつものノリの日常回らしいです。

 暗に「世界を救える唯一の勇者」って言われたのに、そんな悠長なことしててええんかな?

 まあ、このアニメの日常回は好きだから別にいいんだけど。

 

 

アプモン15話感想

感想

 ワロタ。

 ドスコモンのパワーアップイベントを消化するためだけに存在する話。

 パワーアップイベントってお話の節目になるところなのに、突貫工事的に「エリは占い狂信者」ってキャラ設定が作られて、それ中心に話が進んでいたのが一番の爆笑ポイント。

 また、今回の話の要になるはずのパワーアップイベントは、ハルとレイがリヴァイアサンの部下との直接対決している一方、全く関係のない場所で大暴れしている雑魚アプモンとの戦闘で処理されました。どこまで行ってもよく分からない回です。ハルがレイの助太刀に向かえるようにアストラとエリがテラーモンとの戦いを引き受けてくれた、という描写がワンクッションあった上で、エリがコンプレックスを乗り越えるような展開になっていればまだ辛うじて意味のある展開になった可能性もあるのですが、なりゆきでそうなってしまったという印象が強いです。戦力が足らないアストラとエリは雑魚戦するのは当然のことなのですけど、それも含めて全てが悲しい展開でした。

 しかし、二人のパワーアップイベントがいい加減に処理されるのは、ある種必然だったでしょう。もっと根本的なキャラ設定の時点から要らない子となっていた二人は、現時点で既に置物になってしまっていましたから。テラーモンの名を借りて私がここで予言します、エリとアストラの未来は無い(笑)

 

 外れてくれるといいですね。

 

 

占いとエリ

 今回の話で、エリが占いを妄信するキャラだということが明かされます。

 洗脳のレベルで占いを信じる人ってかなり主体性に欠けているイメージがあるんですけど、これまでの話で描かれたエリのキャラクター像とはかけ離れているように感じました。自分からアイドルになろうと思うくらいの強い意志がある人で、「TVのキャラづくりとは逆で、実はしっかりものの優しい女の子」という描写も何度かあったので、やっぱり闇雲に占いに飛びつくような芯が無い人には見えないんですよね…

 

アストラの語り

 占いなんて、結果が悪ければ信じなければいいじゃん!自分の未来を切り開くのは自分なんだYO ってなことをアストラは語り始めて…エリはなんか納得して、ドスコモンのアプモンチップがパワーアップします。

 占いの結果に一喜一憂してしまうエリの性格はテラーモンとの戦闘に不利に働いていたとはいえ、そんな当たり前のことを言わないといけないほどエリの占いへの姿勢って問題だったかな?とやはり疑問に思ってしまいました。なんか占い見て楽しそうにしてたし、別によくない???

 占いの呪縛に囚われて日常生活に支障をきたしているとかいう事情があるなら、アストラみたいな、近しいけどあまり角の立たない友人がそういうことを言って背中を押す必要もあると思います。日常生活に支障をきたしているっていうのは、例えば、「ラッキーアイテムを何が何でも入手しないと気が済まない」とか「占いの言うこと以外に聞く耳を持たない」とかそういうレベルのことです。

 占い師巡りをして街中を歩き回っているらしいので、そういうレベルでエリはヤバいのかもしれないですけど…なんせその設定自体が突発的なので。

 イカン、また思考がスタート地点に戻った。

 

あれこれ言ったけど結局…

 結構面白かった。

 7コードアプモンの居場所を尋ねられて占うことができなかったテラーモンなんだですけど、実は彼女(?)自身が7コーアプモンの一人でした。「占い師は自分の子とは占えないというけど本当のことだったんですね」と最終的にテラーモンは自身で納得しています。分かってはいたんですけど、良いオチだなって思いました。

 あと、テラーモンが流したデタラメの占いを信じ込んだ街中の人間たちが、下駄を頭に載せて奇声を発するのが面白かったですね。

 リヴァイアサンの部下ミエーヌモンが「愚かな人間ども」って馬鹿にするのも納得です。本当愚か(笑)

 メインキャラのパワーアップイベントと見ると微妙ですけど、占いを中心に起承転結がまとまっていて、単発の話として見る分には面白かったかなとも思いました。

 

前回

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ポケモン映画感想 ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ

 劇場版ポケットモンスター7作目。まだアドバンスジェネレーション時代の映画なので、旅のメンツはサトシ・タケシ・ハルカ・マサトの7人です。

 本作はタイトルの通り、マナフィを中心に物語が展開していくことになります。

 旅の途中、偶然にもマナフィの卵が孵る瞬間にハルカが遭遇してしまい、マナフィに親と間違えられてしまいます。そんなマナフィを故郷の海へ返すために、海賊たちから彼を守りながら海中の宮殿へと送り届けるのですが、マナフィもハルカもお互いの別れが辛くなってしまって…というお話。

 感想は…物語の本筋の方に関しては、良い意味でも悪い意味でも感動することはありませんでしたが、お話の舞台が綺麗に纏まっているところが一番好きでした。まあ、この感想自体、ひねくれた見方をしてしまえば「特筆すべきことが無いから舞台背景を褒めざるを得ない」とか「ここ十年近くのポケモン映画との対比で良く見える」と捉えることもできるのですが、そこまで嫌いじゃないです。一理はあるんですけどね。

 一番好きに思えたところは、敵が海賊、というところですね。ポケモンの映画の敵役って、ポケモンハンターや盗賊が大暴れするのが定石でして、海賊もその設定の延長線上にあるのですが、物語の進行上で不自然さを生み出していないのがかなり好印象でした。

 最近、と言っても第一作の映画からそうなんですけど、ポケモン映画では「世界征服を企むような悪者の野望を阻止する」っていうのがお決まりのパターンなんですね。しかし、チアサキッズの変身ヒーロー・ヒロインならとにかく、ポケモンの世界において一介の、しかも通りすがりのトレーナーに過ぎないサトシたちの身の丈を考えると、無理があるような気がします。そう言う意味で、本作の「海賊からお宝を守る」くらいの波乱は丁度いいスケールで描かれていたように感じました。

 しかし、結論から言えば、サトシたちは海の神殿を海賊から守ったことになり、従来の「通りすがりのトレーナーが大きなものを守る」っていう展開を繰り返していたことになりますが、人間やポケモンの命が係わるような問題ではなかったため、そこまで重い展開に感じることもありませんでした。

 本作の敵、海賊王のファントムさんは、岩を生身で持ち上げるような馬鹿力を発揮する人物なのですが、最後の最後に「馬鹿力の正体は、服の下に強化スーツを仕込んでいたから」というネタ明かしがあります。こういったお茶目な一面からも、ライトな作中の雰囲気が感じられますね。

 また、マナフィにも好感を持てるキャラ設定だったと思います。簡単に言うと、海のポケモンたちと心を通わせることができる能力。「蒼海の王子」という言葉がしっくりくる能力ですね。溺れかけているサトシにハルカからのメッセージを伝えたり、潜水艦の超音波で混乱しているポケモンたちを正気に戻したり、カイオーガを操ったりと、作中で活躍する機会もたくさん与えられていて、魅力十分でした。

 しかし、この映画にも、好きになれないキャラクターはいます。

 ハルカです。

 「近いうちにマナフィと別れなければならない」ってことが分かりきっているのに、「マナ、カモ、好き」(←マナフィはハルカを好き、という意味。ハルカは「~カモ」というのが口癖なので、それを覚えたマナフィはハルカのことを「カモ」と呼んでいます)という言葉を覚えさせるハルカは、はっきり言って我儘な女に見えました(笑)海の神殿、つまりマナフィの故郷が沈むかもしれないっていう瀬戸際で、サトシに問題を全部丸投げしたのも悪印象。マナフィを愛しているというよりは、マナフィをゲットしたいように見えたのは私だけでしょうか?

 物語の本筋に関しては良い意味でも悪い意味でも感動することは無かったと書きましたが、ハルカとマナフィの親子設定に全く感情移入できなかったことが一番の原因カモ

アプモン14話感想

  今週の内容は、パズルモンの暴走をハルたちが止める、といういつものノリの回でした。

う~ん、しかし、正直に言うと、やっつけ感が強いです。

 リヴァイアサンのウィルスに感染したアプモンの暴走を止める、という基本的な流れは変わらないのに、良質な話と悪質な話に分かれるのは何故でしょうかね。少しばかり考えてみたんですけど…このアニメの場合は、アプモンの暴走を止める理由がキャラクターに用意されているかどうか、というところがポイントかなと思いました。

 前回は、近しい友達が困っているっていう状況が用意されていたので、ハルが事件を解決しようと思う理由がしっくりくるものになっていたんですよね。今回は、というかまあ他の殆どの話でそうなんですけど、ハルは「リヴァイアサンを止めないと大変なことになる」と言って行動している割には、公共の福祉のために尽くすような正義感の強いキャラに見えないんですよね。これまでのお話から推測するに、「物語の主人公のような人物になりたい」→「だからリヴァイアサンを止めてみせるんだ」って理屈で彼は動いているんでしょうけど、そもそも「物語の主人公」というものが抽象的すぎるので動機としては土台が弱いと思います。

 まあしかしハルはまだいい方です。エリとアストラはリヴァイアサンと戦う理由が用意されていない上に、戦いが全く似合わないキャラなので、ぶっちゃけ事件を楽しんでいる印象がかなり強いです。今回に関して言えば、遊びと割り切って事件に参加していたみたいですしね。

 1クールが終了したタイミングですけど、この二人に関しては、扱い方が分からない感じがひしひしと伝わってきます。

 実は、もう手遅れなのでは?と疑っています。

 今から初期設定を変えるなんて無理だし、一話単位のシナリオで彼ら彼女らが戦う理由を用意するためには、「エリの出演予定番組がアプモンのせいで台無しになった」「アストラの動画がアプモンのせいで大変なことになった」という展開を用意する他に手段は無いと思いますけど、それを毎回やるわけにはいきませんからね。もう何度か既にやりましたけど。

 

 

その他色々気になったこと

・秘密基地

 三人が集まる場所ができたこと、そして事件の情報が入ってきやすいという意味では、こういった場所はやはりあった方が便利ですね。突っ込んでしまえば、特に本屋である必要も無いんですけどね。

 

パズルゲーム

 攻略検索すればよくない?っていうか最近、ガッチモンの検索機能全く見ませんね。

 

パズルゲーム崩壊

 パズルモンの力により四方を壁に囲まれてしまったハルたち。なんとハルたちはパズルゲームの中に閉じ込められてしまって、ゲームをクリアしないとここからは出られない!!

 ひょっとして今までの事件の中で一番ピンチな状況なんじゃない?と思った私は甘かった。みんな中で楽しそうにワチャワチャしているし、ドカモンが大暴れしてパズルゲームが壊れたというオチ。

 う~ん、このやっつけ感よ。

 

・レイ

 謎の多いキャラ、みたいな感じに描かれていますけど…

 この人に関して言えば、どういった過去からどういった立ち位置にいる人物なのかということが全て明かされてしまったので、謎キャラとして扱うのは無理でしょう。サクシモンにボッコボコにされていたので、イレギュラーな強キャラって扱いもできないでしょうし。

 現状、リヴァイアサンと戦う理由が最も用意されているキャラなので、どういった方向性で行くのが注目ですね。

 

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アプモン13話感想

 クリスマスイブに放送。ということで勿論クリスマス回。今週は、カレンダーアプリのアプモンが、カレンダーから12月24日・25日を消して大騒動になるってお話になっています。

 今回のお話として大事なところは…ハルが想いを寄せる少女、アイちゃんの具体的な人柄が描かれたことかな。今までは「ハルが想いを寄せる」描写の範疇に収まった描かれ方をしていたので、アプモンが引き起こした騒動の中で他人の心配をして樫の木にお願い事をする姿は、見た目だけじゃない心優しい少女っていう印象が残ったかな。正確に言うと、アイちゃんの願いっていうのは、父親の「心優しい人やいつも大変な人に笑顔になって貰いたい」って願いを叶えて欲しいっていうものだから、彼女が人々の幸せを願ったかと言うとニュアンス的にちょっと微妙なところがあるんですけど、「父親のために」って動機づけがあった方が地に足がついている感じがして私は好きかな、と思いました。良い親子関係が気付けている家庭なのかな、とぼんやりと思いましたし。

 樫の木の精霊さんにお願い事をしているアイちゃんを見て、「なんか分からんけど見てらんねー!」と言って飛び出すドガッチモンもかわいいと思いました。結局ハルが、ドガッチモンはアプリのモンスターなんだよ、ってアイちゃんにネタバラシをするんですけど、衝動的に行動するガッチモンと彼をリードするハルっていう関係が表れていたんじゃないかなと思いました。

 それと、今週はバトルの方も力技だけじゃなくて面白かったですね。具体的には、ハルが騒動の原因になっているカレンダーアプリのアプモンに対して「2月31日を出してみろ!!」って動揺を誘うってものなんですけど、トンチが聞いてて面白かったです。まあ最終的には力技なんだけど(笑)でもこれは販促しないといけないから仕方ないです。

 今回の話、あんまりアプリドライバーたちがシナリオに絡む余地が無いんですけど、一瞬だけどエリと虎二郎が「クリスマスイブが無くなって困っている」って描写があったお蔭で、彼女たちが戦いに駆け付ける理由が一応でも用意されていたのも好印象かな。あと、この話、メインシナリオではレイは姿形を見せないんだけど、アイちゃんの「パパは困っている人に幸せになって貰いたいと思っている」っていうような独り言を聞いてレイを連想するって形で登場しました。ノルマ的に登場させないといけないキャラクターって扱いが難しいとは思うんですけど、一応これまでの話の流れを汲んで不自然じゃない登場の仕方になっていたと思います。

 

13話内容メモ

・「マッチ売りの少女、クリスマスキャロル、くるみ割り人形とネズミの王様、賢者の贈り物、クリスマスって素敵なお話がいっぱい」というアイちゃんの台詞からスタート。でもこの本のラインナップを聞いてもあんまり「わー、素敵ね!」という気分にならないのは何故でしょう。まあこうして見ると、クリスマス関連の話って一筋縄ではいかないものが多い気がする。

・アイちゃん家の「樫の木書店」はお父さんのお父さんのそのまたお父さんの代から続いていて、元々は誰かのお屋敷だったとのこと。

・クリスマス回では、近所の皆さんに感謝を伝えたり子供たちに本をプレゼントするらしい。太っ腹。

・クリスマス消失事件発生(子供がワンワン泣いているようなライトな描写があったり、アイちゃんの台詞みたいにファンタジックな描写があるかと思えば、給料日がどうなるのかと心配するリアルな大人の声が聞こえてきたり、色々あります)

・騒動の原因となっているアプモンを追って樫の木書店に潜入していると、アイちゃんの独り言を聞いてしまう

・アプモンの存在をアイちゃんに教える

・カレンダモンを倒す

・樫の木書店の秘密の地下室でパーティー。アイちゃんパパは存在を知らないらしい

・樫の木書店がアプモンたちの秘密基地に決まった、らしい…いいのか?ええんよ

リュウジが思いっきり怪しげで終わり

 

ハルの親友、リュウジよりもアイちゃんの方が先に活躍するなんて思いませんでした。前にもリュウジの瞳の奥が赤く光るシーンがチラッとあった通り、何かしらの秘密はあるみたいなんですけど…これから色々とお話の根幹にかかわって来る人物なら、具体的にハルとの関係を示すエピソードの1話くらい欲しいなぁと思いました。

 あ、ガッチモンが強くなったみたいなんだけど、理由も違いもイマイチピンと来ないです(笑)

 それと、今週の名言↓

カレンダモン「思い知らせてやる!人間どもは皆カレンダーの奴隷であるということ」

 

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アプモン12話感想

デジモンアプリユニバース12話「サクシモン 超アプリンクで打ち破れ!」感想です。

 

なんというか…これはまたジャッジメントが難しい回。どうしても好きになれない部分と、普通に好きになれる部分の二極化が激しいです。プラスマイナスで辛うじてプラスって感じ。

 

どっちから先に書こうかなと思ったけど、こういうときは良い部分の方を後ろに持って来た方が文章の構成上プラスの印象が強くなるのかな?ということでまずは微妙に感じた部分を指摘しようと思うのですが…

 

 何もこのアニメに限ったことではないけど、私は「作中のキャラクターが、伝えたい思いがあって口に出た言葉」っていうのは好きですけど「脚本家の思惑があって、キャラクターに言わせた言葉」は大嫌いです。色々言いたいことはあるけど、シナリオじゃなくてエッセイでも書いてろって思います。

 今回のアプモンのお話としてのキーポイントは

 

・ハルがレイを助けようとして思い切った行動に出る理由

・レイがハルに心を許す理由

 

 の二点だと思いますけど、前者の方の理由はハルの口から説明されるのですが、正直「言わされている」感が強いです。

 主人公の、「物語の主人公になりたい」っていうアプリドライブを手にしたときの理由を、レイを助ける理由と被せる展開自体は好きなんだけど、全体的なお話の流れを無視してハルが思いをベラベラ語り始めるので、シナリオ的なゴリ押し感が強い印象を受けました。

もしも、これまでの話でハルにとって「物語の主人公」とはどういう存在かってことが明かされていてば、説得力のある展開にできたと思います。例えば、「困った人を助ける」ことができる強い人間になりたいってハルが思っていて、弱虫な自分をチェンジさせるためにアプモンの事件を積極的に解決してきた、とかなら、「命を懸けて友達でもない他人を助けるかどうか」っていうある種の究極の選択の中で一歩踏み出すのも理解できるのですが…なんせ、第一話以来、ハルの主人公問題は、アバンの「これまでのおさらい」で一話の振り返りシーン以外殆ど全く触れられていないので、「主人公になりたい」「だからレイくんを助ける」って言われても、かなり唐突に感じました。結局、「命を懸けて友達でもない他人を助けるかどうか」という人の本質が試される問題について、キャラクターの誰一人向き合っていない、というスゴい状況になってしまっていました。

第一話のシーンを持ち出して来た理由として、「お話として連続性がある」と視聴者に印象付ける狙いがあったという可能性が微粒子レベルで存在するかもしないかもしれないけど、「都合よく昔のことを持ち出してきた」という印象が抜群で強かったかな。

 

 しかしまだこれはましな方かもしれない。

 

 後者の方の理由、レイがどうしてハルに協力したかということに関しては説明すらされないです。

 まあ、普通に考えたら、サクシモンという脅威を前にして協力しない理由が無いんですけどね。シナリオの都合的に、その協力しないというあり得ない選択肢がレイに与えられていることが前提で話が進んでいます。

 それ自体は私は悪いことだとは思わないよ。ちゃんとキャラクターの思いなりが語られていて、意味のある内容になっていればね。以下、レイがハルに心動かされたと思われる会話の全容をご覧ください。

 

「そうだ…何故、弱いくせに何故助けに来た!!」

「レイ君を助けたいって思ったんだ。そう思って一歩踏み出したんだ!主人公になるって決めたから!」

「思いだけで勝てると思うな馬鹿が!!」

「思いが無ければ勝てないよ。レイくんだって、思いがあるから一(はじめ)君を探しているんでしょ?」

「( ゚д゚)ハッ!」

「だから、僕たちはあんな奴に負けない!!」

 

 「相手の立場になって物事を考えられる主人公に信頼を寄せる新キャラ」という展開を描こうとしたことには好感が持てるけど、やっぱりゴリ押し感が強い。「思いが無ければ(ry」って台詞は、思いは誰よりも強いのに大事な弟に未だ辿り着けないどころかサクシモンに殺されかけてしまっている人の前で言わせるものじゃないと思う。

 ハルの台詞を、「思いがあれば弟さんを助けられるって信じているから、レイ君も戦っているんじゃないの?」って意味に解釈すれば、会話は一見噛合っているようにも思われるけど…そんなこと断言できちゃうくらい、ハルはレイくんの人柄を知らないしなぁ。

 

 う~ん、こうして改めて振り返るとクソ回だなぁ…

 

 でも、ただ一つ、良いと思えるところもあったんですよね。それはレイの過去について。

 レイの過去は、リヴァイアサンに拉致された弟を追っているっていう、前回でも語られた内容なんですけど、レイが弟を大事に思う気持ちとか、リヴァイアサンに拉致されたっていう絶望感とかにリアリティと臨場感がありました。

 展開自体はリアリティにはちょっと乏しい部分もありましたよ。主にリヴァイアサンが一を拉致するために練った作戦とか。解説するのも馬鹿らしいけど、一応解説入れておくけど

 

・レイ宛に、謎解き宝探しゲームへの招待状的なメールが届く

・レイがそれに乗って、指定の場所まで行く

・そのとき偶々ついて来た弟が、その場所に用意された罠に嵌って拉致される

 

 「ジュラル星人並に回りくどい作戦」ってやつです(笑)

  しかし、「母親が死んで寂しがる種違いの弟のために、親戚から引き離されないために戸籍データをハッキングした」って話の展開や作中の色々な描写からは、レイの弟に対する優しさが十分に伝わってきますし、それだけに「行方不明になった弟がデータの世界で生きていた」っていう展開からは、どうやって探したらいいのか見当もつかないレイの絶望がよくわかる内容になっていました。

 これからのお話でレイがどういうキャラになるのか分からないけど、起点としては個人にはかなりグッとくる掴みになっていたかな~、と思いました。

 

12話内容メモ

・前回に引き続き、ハルのチップを奪うとレイが宣言。軽い攻撃を仕掛けられる

・しかし戦闘にはならず、「訳を話してみない?」というハルの提案にレイは乗っかる。話の通じる人

・明かされるレイの過去

・サクシモンが、タイマン張るためにレイを拉致

・「あいつら(レイとレイドラモンが)いなくなって助かったですね~」という反応をする主人公以外

・ハルの説得で皆でレイの援護に向かう

・色々あって、レイドラモンとドガッチモンのアプリンクが発動。レイに「アプリンクしろ」って言われて普通にできます。サクシモン破れたり。

・レイは奪ったチップを、一枚上乗せしてハルに返却する

 

 逐一突っ込んでたらキリが無い…

 全体的なあらすじの中で明らかにおかしいのは、サクシモンがレイを拉致したところかな。前回、「今日は退いておきます」みたいなことを言ってドロンしていたけど、その時からあんまり時間経過してないよ。こちらのリアルタイムでは1週間経過しているけども。

 でも、サブタイトルが五七五になっているところとか、「一位を奪取せよ」への隠されたメッセージとか、意外と細かいところが面白かったりする。

 あと、戸籍データをハッキングって無理があるように聞こえるけど、今までの話を観る限りでも舞台はほんの少しだけ近未来みたいなので、そう考えると全然違和感は無かったりする。

 

 

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アプモン11話感想

今週の話を一言で表現すると…ズバリ消化試合

レイとサクシモンの因縁、というノルマを消化しただけの内容になっています。

 

中々、観るのがダルい回です。

 

何故こんなにもダルいのか。それは、キャラを紹介する回なのに登場人物の個性が軒並みブレブレだからでしょうね。

 

特によく分からないのは新キャラのレイくん。

 

前回、リヴァイアサンの手先なのではないかと主人公たちに疑惑を掛けられていた彼なんですけど、サクシモンの攻撃による主人公たちの窮地を助けてくれました。しかし、彼は弟を助けるためにサクシモンたちとリヴァイアサン勢と戦っているという事実が明かされました。

敵の敵は味方。レイくんも共通の敵リヴァイアサンを前にした味方かと思いきや、お話の最後には主人公たちのチップを全部奪う宣言をします。しかしその理由は、聞かれたくない事情を知られたからというもの。しかも、その事情というのも、彼が弟を助けるためにサクシモンやリヴァイアサンを追っているという事実

 

要するに、理由になってない(^^;

 

弟を助けるためにアプチップが必要でそれを奪った、っていう話なら納得できたんですけど、よく分からないところでキレて主人公たちに宣戦布告をする展開のせいで、彼が良識のある人物なのかただの頭のおかしい人なのか印象がブレまくります。

元々の初期設定では良識のある優しい兄貴で、1話単位のシナリオで扱い方がよく分からなくて暴走してしまった、ということなのかな?それくらい、この話単体で観ると、悪い意味で二面性がはっきりとしているキャラになっていました。

 

また、今回の話、主人公たちがレイを追うためにARフィールドを冒険する、という内容になっているんですけど、主役三人が活躍する機会が特に見られないという…

まあ、当然と言ったら当然だと思います。

主人公のハルは一般的な大人しい中学生、アストラはアプチューバ―の小学生、エリはアイドルグループの高校生というキャラ付けがされていて、現段階での主役三人のキャラクター性って状況ありきのものなんですよね。つまり、中学校もyoutubeもTVも無いARフィールドでは活躍の機会が与えられなくて当然なんですよ。

そこで各々のキャラを活かすためには、今までの話で培った仲間たちあるいはアプモンたちとの関係性とかが生きると思うのですが…そんな話、話数的な余裕も無かったし無理だよねっていう。

まあしかし、レイくんの暴走を観ている限り、今までの話の積み重ねがあっても活かし切れなかったでしょうね。

まあ、唯我独尊キャラのエリは実は良い子なんだよ、って描写とかを盛り込もうとして頑張っている感は強かったですけど、レイやサクシモンといった話の主軸と関係ないところの描写を頑張られても、って感じ。いずれレイが味方になるなら、その時の展開のキャラの動きに説得力を生むような描写に焦点を絞ってほしかった。タイミング的にもこの話って結構重要なので、今しかできないことをちゃんとやってほしいと思いました。

 

あ、次回は、アプリンクしたガッチモンたち三体をたった一匹で倒したハックモンをワンパンでダウンさせたサクシモンを倒す回になっているみたいです。

 

 

11話の内容メモ

・タクトを追ってネットの海へDIVEする、というお話。

・ARフィールドについて説明される

ARフィールドは現実世界とネットの海の狭間。

 さらに、ネットの海には多数の島が浮かんでいる

(ややこしい上によく分からない世界)

・アプリドライブを狙ってリヴァイアサンの手先サクシモンが攻撃を仕掛けて来た。アプリンクしてドガッチモンになるものの、完敗

・殺されそうな主人公たちを助けてくれたレイ&レイドラモン。しかしサクシモンには完敗

・明かされたレイの過去。しかし、なぜ主人公たちの7コードアプモンのチップを奪ったのかは明かされない。

 

こうしてみると…改めてヒドい。

一番頭を抱えてしまう展開要は、サクシモンの奇襲により仲間の戦力がジワジワ削られるという展開。一撃でレイドラモンをKOできるくらい強いなら、別にドガッチモンしか戦えない!!って状況に持ち込む必要も無いんですよね…まあ、サクシモンの能力お披露目のために噛ませにされたってことなんでしょうけど、「能力を使ってこそ強い」って描写ならとにかく、「能力を使わなくても強い」って結論に落ち着くなら、正直要らない展開だと思う。

あと、やっぱり、あんまり主役になるキャラを噛ませにする展開は好きじゃないなあ。

 

 

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